AV女優の事務所移籍について

他のAVプロダクション/AV事務所の情報や、他のAV女優さんの情報をSNSやインターネットで簡単に知ることができるようになったことで、AV女優さんが現在の事務所に不満を持ち、事務所を移籍したり、移籍したいと検討する動きが活発になっています。
しかし、AVプロダクション/AV事務所との契約や取引先の問題などがあるため「今日で辞めます!明日から違うプロダクションに移籍します!」と簡単にはいきません。
ここではAV女優がなぜ事務所を移籍したいのか、そのメリットとデメリット、移籍先の選び方、揉めない方法などをお伝えしていきます。

AV女優になる動機は?
「AV女優になりたい」と思う女性は一般的にどのようなことを考えていることが多いのでしょうか。
- 憧れているAV女優さんみたいになりたい
- AV鑑賞が大好きで業界に興味がある
- 目立ちたい、注目されたい
- プロのAV男優さんと絡んでみたい
- 効率よくお金を稼ぎたい
- 稼ぎたいけど風俗はイヤだ
- 整形して別人のように綺麗になりたい
AV女優募集、応募で面接に来た女性に、なぜAV女優になりたいのかを聞くと上記のような理由がほとんどを占めております。そこで次の項目ではどんな人がAV女優に向いているかの適正診断を紹介します。

移籍するメリット・デメリット
AV女優さんがAVプロダクション/AV事務所を移籍することによって考えられるメリットとデメリットです。
※必ずメリットがあるわけではなく、場合によっては移籍して損をしてしまうこともありますのでご注意ください。
メリット
- ギャラの取り分が増える
- 事務所やマネージャーのサポートが良くなる
- 新しい事務所での営業力で仕事依頼が増える
- 以前の事務所で出来なかった新しいジャンルの仕事依頼が来る
- 気分転換になる
デメリット
- 今までの女優名を使えないことが多い
- 移籍先によっては仕事依頼が減る
- 移籍先によって事務所やマネージャーのサポートが悪くなる
- 何度も移籍すると信用されなくなる
- 移籍で揉めた場合、仕事が無くなってしまうことも

移籍先はどう選んだらいいの?
移籍先を探すのにあたって、50社以上あるAVプロダクション/AV事務所の中から自分にとってベストなところを見つけるのは簡単ではないと思います。
しかし探すのが面倒くさいからといって安易にスカウト、行きつけのホスト、他事務所のモデルさん、紹介サイト(お悩み相談サイト)に紹介してもらうのおすすめしません。
スカウト・紹介を おすすめしない 理由
スカウト、ホスト、他事務所のモデル、紹介サイトなどに紹介を頼むと「紹介をした」というだけで、お仕事が決まるたびに毎回紹介料を事務所に請求します。総ギャラの25%が相場で、例えば100万円のお仕事があった場合、何もしなくても紹介者は25万円も持っていきます。
紹介料が発生してもメーカーからの総ギャラが増えるわけではないため、事務所の取り分は少なくなり、モデルさんのギャラの取り分も40%以下になることが多くなります。
事務所の取り分が少なくなるということは、もし「紹介のモデル」と「応募のモデル」の2人が同時にお仕事依頼の候補にあがった場合、マネージャーは「応募のモデル」に優先的にお仕事依頼をします。なぜなら「応募のモデル」のほうが事務所の利益が多く出るからです。
※移籍をすすめてくる人は、あなたのためを考えているわけではなく紹介料が欲しいだけです。紹介者にとって都合がいいAVプロダクション/AV事務所に紹介されます。(つながりがある、自分が在籍している、紹介料が多いなど)
昔はAV女優デビューといえばスカウトが関わっていることが一般的でしたが、路上でのスカウト行為の違法化、人気AV女優の増加と地位確立、ネットで自分で情報を集められるようになったことにより、最近は自ら応募するというのが主流になってきています。
また、スカウトや紹介でデビューした女優さんでも移籍するときにスカウトや紹介者に相談せずに直接事務所に連絡することで、スカウトや紹介を外すことも可能です。
大手事務所が 安心?
大手AVプロダクションがいいのか、中小のAVプロダクションがいいのか、悩むところですよね。この項目では大手と中小の事務所、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
大手のメリット
- AV女優さんの売り出し方や戦略の実績が豊富
- メーカー、取引先からの信頼が厚く、コネクションでもらえるお仕事依頼が多い
- 人気AV女優が多数いるため、バーター(抱き合わせ出演)でのお仕事依頼がある
- 事務所自体にファンがいて、応援してもらえる
- 色々な事業を持ってる
大手のデメリット
- 人気AV女優が多数いるため、埋もれてしまう可能性がある
- 女優さんのランクによって扱いが違うことがわかりやすい
- 事務所のイベントなどの参加が必須なことがある
- 同じ事務所のモデルさん同士の人間関係がわずらわしい場合も
中小のメリット
- 人気AV女優が少ないため、事務所に大事にしてもらえ
- 女優さんひとりひとりに手間をかけてもらえる
- 人気が出れば、すぐに事務所の看板AV女優になれる
- あえて所属数を減らして営業に力を入れてる
- 独自ルートを持っている可能性
- お給料の支払いが早い
中小のデメリット
- 実績やコネクションが少ないため、仕事依頼が少ない
- 有名AV女優になるための人気の出し方や戦略などの実績が少ない
- 人気AV女優が少ないため、バーター(抱き合わせ出演)のお仕事依頼が少ない
- 倒産や、ギャラの遅延/未払いの危険性がある

移籍の注意点
AV女優さんに移籍されてしまうのはAVプロダクション/AV事務所にとっては死活問題。事務所はもちろん、AVメーカーや制作会社などの取引先と揉めずに円満に移籍するためにはどのようなことに注意すればいいのかを紹介いたします。
決定している仕事は最後までやる
すでに決まっているお仕事を突然キャンセルすると、AVメーカーや制作会社など様々なところに迷惑がかかってしまいます。取引先は移籍した後も変わりません。
迷惑をかけて辞めるとプロダクションを移籍してもお仕事依頼がもらえなくなってしまう可能性があります。今の事務所を辞める前に、現在決まっている撮影やイベントなどのお仕事に関してはきちんと最後までやりきることをおすすめします。
嘘をつかない
「AV経験がない」「AVプロダクション/AV事務所に在籍したことがない」「一度もお仕事をしたことがない」まだ辞めていないのに「もう辞めた」などの嘘をついても、取引先は共通ですし、プロダクション同士もつながっているため、すぐにどこかで嘘はバレてしまいます。
嘘がバレると、このモデルさんは嘘をつく人なんだ、と思われ印象が悪くなります。印象が悪いとお仕事依頼も減ってしまいます。
相談するのは自由
辞める前に他のAVプロダクション/AV事務所に相談に行くだけなら自由です。
まずは話しを聞きに行って、他の事務所はどうなのか、比べてみて今の事務所のままがいいのか、などを考えるのは重要です。安易に移籍して、すぐに別の事務所に移籍したい、となると手間もかかりますし、周りにも迷惑がかかってしまい信用もなくなります。
相談を聞いてくれる事務所にお話しを聞くことから始めましょう。